メールニュース
日本感情心理学会会員の皆様
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・日本感情心理学会 ニューズレター
・No. 62 (2015年5月26日)
・発行/著作権:日本感情心理学会事務局
・問い合わせ先:jsre-post@as.bunken.co.jp
・担当:日本感情心理学会事務局長 有光 興記
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【ヘッドライン】
1. 2015年感情心理学会第23回大会について
2. 大会関連若手企画「感情研究の現在を読む2」について
3. 第9回感情心理学会セミナー開催のお知らせ
4. 「感情心理学研究」優秀論文発表賞 受賞者のお知らせ
5. 「感情心理学研究」学術貢献賞 受賞者のお知らせ
6. 東北心理学会第69回大会のお知らせ
7. Society for Affective Scienceについて
8. Emotoin Review の情報
9. Boston Emotion Diary
感情心理学研究 最新号へのアクセス:Vol. 22(2014) No. 2
原著,短報,資料論文がご覧いただけます。
第22回宇都宮大会プログラムもご覧いただけます。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/-char/ja/
日本学術会議「ニューズレター」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/1bu/index.html
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【1】2015年感情心理学会第23回大会 プログラムの公開
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たくさんの発表ならびに参加申し込みありがとうございました。
なお,懇親会会場には,若干の余裕がございます。当日のご参加
お待ちしております。
また,プログラムが出来上がりましたので,ご報告申し上げます。
大会のプログラムが公開されました。
タイムスケジュール:
http://jsre.wdc-jp.com/conf/2015/program.html
ポスター,口頭発表:
http://jsre.wdc-jp.com/conf/2015/file/program.pdf
発表方法の詳細(ポスターの大きさ,PowerPointのバージョンなど):
http://jsre.wdc-jp.com/conf/2015/submit.html
大会企画シンポジウム(2件)
1 「感情と社会性の発達」
6月13日(土)15:10-17:10
話題提供者:
板倉昭二先生(京都大学)
久保ゆかり先生(東洋大学)
渡辺弥生先生(法政大学)
指定討論者: 遠藤利彦先生(東京大学)
2 「感情の脳科学」
6月14日(日)13:00-15:00
話題提供者:
石田裕昭先生(東京都医学総合研究所)
日道俊之先生(京都大学・日本学術振興会)
高橋英彦先生(京都大学)
指定討論者: 大平英樹先生(名古屋大学)
大会WEB: http://jsre.wdc-jp.com/conf/2015/
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【2】大会関連若手企画「感情研究の現在を読む2」について
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日時:6月12日(金) 15:15-17:45
場所:上智大学 紀尾井坂ビル地下1階 B-101教室
会費:無料
参加資格:日本感情心理学会会員(若手に限りません)
企画趣旨:国内外、あるいは分野の壁を越えて、感情というテーマは今も多くの
研究者を魅了し続けている。たとえば昨年度の日本心理学会大会では、感情を
題材としたシンポジウムやワークショップが多く企画された。また、James Russellが
来日し、感情研究の展望を語ったのも記憶に新しい。このような流れを横目にみ
つつも、他方、今後の感情研究を担っていくべき若手にとっては、自身の視点を定
め、方法論的・理論的基盤を構築していくことが求められるであろう。どのように
感情研究を展開するのか、感情研究とどう接するのか、考えるべき課題は山積みで
ある。
そこで、昨年度に引き続き、感情心理学会の若手企画として「感情研究の現在を
読む2」と題した読書会を企画したい。題材については昨年度と同様に、Emotion
Reviewを中心に用いることとする。
ただし、昨年とは趣向を変え、学会内の「自称若手」を対象として広く発表者を
募ることとしたい。発表者にはEmotion Review内の論文を紹介してもらうだ
けでなく、指定討論のような形で個人的見解(素朴な質問も可) を交えて発表
してもらう(約20分)。これらを議論の素地として、参加者全員で好きなことを言
い合いながら(約30分)、今後の感情研究の方向性を見定められるような会に
したい(1件の発表につき約50分、計3件)。もちろん、当日は非発表者も奮っ
てご参加いただきたいと考えている。
発表内容:
木村健太 (産総研) ・ 小形佳祐 (東北大)
6 (4) Four Perspectives on the Psychology of Emotion
藤村友美 (産総研) ・ 白井真理子 (同志社大)
7 (1) Gender and Emotion
藤原 健 (大経大) ・ 大上真礼 (東京大)
6 (3) Culture, Meaning, and Interaction in Sociology
連絡 企画に関するご意見やご質問、発表の自薦・他薦については藤原
(ken.fuji [at] osaka-ue.ac.jp)までご連絡ください。また、Emotion Reviewの
本文が入手できない場合はご相談ください。
企画者:藤原 健(大阪経済大学),木村健太(独立行政法人産業技術総合研究
所),藤村友美(独立行政法人産業技術総合研究所)
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【3】第9回感情心理学会セミナー開催のお知らせ
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日本感情心理学会では、年に一度セミナーを開催しています。第9回は,「心
理療法,感情制御,神経科学と文化」というテーマでセミナーを開催いたします。
アメリカ認知行動療法学会の会長を務められるなど,世界的に高名なボストン
大学のホフマン教授をお招きして,感情制御に注目した心理療法の最新成果をご
講演いただきます。マインドフルネスなどの心理技法,オキシトシンの投与,薬物の
使用が,心理療法の効果を促進することを,心理学,神経科学的に明らかにし
ます。
日時: 6月5日(金) 19:00~20:00 (18:30開場)
セミナータイトル:心理療法,感情制御,神経科学と文化 (New Perspectives on
Psychotherapy, Emotion Regulation, Neuroscience, and Culture)
セミナー講師:Stefan G. Hofmann 教授 (Director, Social Anxiety Program.
Professor of Psychology, Boston University)
場所: 同志社大学 今出川キャンパス 良心館101教室(教室変更の場合は,
当日掲示します)
〒602-8580 京都府京都市上京区
京都市営地下鉄 烏丸線 今出川駅1・3番出口からすぐです。
https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html
参加費 無料,予約不要
連絡・問い合わせ先:駒澤大学 有光興記 kokiarimitsu@gmail.com
Abstract:
New Perspectives on Psychotherapy, Emotion Regulation, Neuroscience, and
Culture
Stefan G. Hofmann, Ph.D.
Boston University
This presentation will provide an overview over some exciting new
developments in psychotherapy that include recent findings from
diverse disciplines, such as emotion research, affective neuroscience,
psychopharmacology, and mindfulness strategies, tailored to individuals
with different cultural background. These approaches improve upon
existing treatments by offering strategies to: (1) enhance specific
treatment techniques, (2) augment strategies using pharmacological
agents, and (3) predict treatment outcome with neuromarkers. Some of
these strategies utilize emotion regulation strategies, others include
strategies that are rooted in neuroscience to improve the learning
during therapy using cognitive enhancers and to predict treatment outcome
using imaging techniques. I will conclude that future psychotherapy
is a science-based and personalized approach that incorporates emotion
regulation strategies, affective neuroscience, and the biological
correlates of affective states and cognitions.
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【4】感情心理学研究22巻 優秀論文賞 受賞者のお知らせ
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編集委員会,理事会では,感情心理学研究第22巻の優秀論文賞の選考
を行ってまいりましたが,下記の論文を優秀論文賞として決定いたしました。
著者:中西大輔・井川純一・志和資朗
区分:原著; 掲載誌:22巻3号 p.118-127.
表題:自信があれば後悔しない―意思決定への自信が後悔に与える影響―
著者: Eto, M., Sakai, S, Yamakoto, T., Kagitani-Shimono, K., Mohri,
I.,& Taniike, M.
区分 原著; 掲載誌:22巻1号 p.28-39.
表題:Emotional recognition of children with high-functioning autism
spectrum disorder.
なお,規程では優秀論文は1件とされておりますが,今回は2論文が順位をつける
ことが困難ということで編集委員会から提案がありました。それを受け,理事会では
両論文とともに受賞に値する論文として2件を認めることにいたしました。
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【5】「感情心理学研究」学術貢献賞 受賞者のお知らせ
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編集委員会,理事会では,感情心理学研究第21巻から22巻までの論文掲載者の中
から,掲載が3件に達した以下の2名の先生に「学術貢献賞」を授与することを決
定いたしました。
受賞者名:湯川進太郎(筑波大学)
対象論文:
22巻1号:(高田 琢弘・湯川進太郎)無関連に喚起された快と運がギャンブル
行動の無謀さと手堅さに及ぼす影響
21巻3号:(関谷大輝・湯川進太郎)感情労働尺度日本語版(ELS-J)の作成
21巻3号:(高田琢弘・湯川進太郎)ギャンブルと無関連に喚起された活性レベ
ルの上昇がギャンブル行動の無謀さ・手堅さに及ぼす影響
受賞者名:藤井 勉(誠信女子大学)
21巻3号:(藤井 勉・澤海崇文・相川 充)顕在的・潜在的自尊心の不一致と
自己愛――自己愛の3下位尺度との関連から――
21巻3号特集論文:(藤井 勉・ 澤田匡人)自尊感情とシャーデンフロイデ―潜
在連合テストを用いた関連性の検討―
22巻3号:(藤井 勉・澤海崇文・相川 充)顕在的・潜在的シャイネスと心理
的適応との関連―IATを用いて―
学術貢献賞は,今回が初めての受賞者決定になります。規程は,下記をご覧下さ
い。
http://jsre.wdc-jp.com/award_regulations.pdf
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【6】東北心理学会第69回大会 開催のお知らせ
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梅雨入り前の初夏、美しい緑あふれる仙台で、大会準備委員会一同、皆さまのご
参加をお待ち申し上げております。
■ 主 催: 東北心理学会第69回大会 準備委員会
■ 期 日: 2015年6月6日(土)~7日(日)の2日間
■ 場 所: 東北文化学園大学(宮城県仙台市青葉区国見6-45-1)
JR仙山線 国見駅より徒歩2分
※アクセス方法の詳細は本学のHPを参照
(http://www.tbgu.ac.jp/about/access/)
■参加費: 正会員5,000円; 当日会員(非会員)3,000円
※ 研究発表で連名となる非会員の方は臨時会員として5,000円をお納めくださ
い。
※ 公開シンポジウムのみご参加の場合、無料で聴講いただけます。
■ 参加申込み方法: 事前申込みは大会事務局までお願いします。詳細は大会HP
(http://www.tbgu.ac.jp/pa/)掲載の2号通信をご参照ください。当日受付も可
能です。
■ 大会の主な内容: 詳細は大会HPをご覧ください(5月下旬プログラム掲載予
定)。
1)一般研究発表(口頭・ポスター)および自主企画ワークショップ
2)特別講演「中国伝統医学からみた情緒」 関 隆志(東北大学)
[6日(土)15:30~]
3)公開シンポジウム テーマ「被災地の睡眠を考える」[7日(日)13:00~]
第一部 基調講演「睡眠改善の重要性と睡眠マネジメント」田中 秀樹(広島国
際大学)
第二部 シンポジウム
【話題提供】長尾 愛美(東北大学)、佐々木 誠(岩手大学)、高原 円(福島
大学)、佐藤 俊彦(東北文化学園大学)
【指定討論】上埜 高志(東北大学大学院 教育学研究科)
4)大会企画ワークショップ「不眠症の認知行動療法」岡島 義(早稲田大学)
[7日(日)15:40~]
5)懇親会 6月6日(土)午後7時より仙台ガーデンパレスにて(仙台駅東口徒
歩3分)
懇親会参加費: 一般(院生含む)5,000円; 学部学生3,000円
■ 連絡先: 大会準備委員会・事務局
東北文化学園大学医療福祉学部 柴田寛研究室
TEL 022-207-0650(直通) E-mail tpa2015@rehab.tbgu.ac.jp
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【7】Society for Affective Scienceの情報
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4月に行われたカンファレンスのアブストラクトが公開されています。
https://www.society-for-affective-science.org/sites/default/files/2015%20SAS%20Final%20Poster%20Abstracts.pdf
また,2016年の開催予定も分かりました。
2016 SAS Annual Conference
March 17-19
Hyatt Regency Chicago, Chicago, IL
Mark Your Calendars!
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【8】Emotoin Review の情報
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4月号は,以下のテーマの特集号です。
Special Section: Honoring Carroll Izard’s Contributions to the Field
of Emotions
Special Section: Methodological Innovations from the Sociology of
Emotions-Part 2
http://emr.sagepub.com/content/current
一部は,会員でなくてもWEBで読むことができます。
現在,Special Section: William James and His Legacyの論文が閲覧可能です。
http://emr.sagepub.com/content/6/1.toc
そして,ご関心を持たれた方は,感情の国際学会に参加してはどうでしょう。
今年の7月にスイスのジュネーブで開催されます。
http://www.isre2015.org/
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【9】Boston Emotion Diary
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6月5日(金)に,ボストン大学のホフマン先生のご講演があります。ホフマン先生
は,アメリカ認知行動療法学会の会長を務められるなど高名な先生ですが,お人
柄も大変優しい方で,今回の講演も大阪,鎌倉,東京での講演の合間になるのですが,
ご快諾をいただきました。京都の同志社大学で行われますので,是非ご参加ください。
参加費無料です。
ホフマン先生との思い出ですが,私の難のある英語を聞き取ってもらい,気持
ちをよく理解していただきました。大変気持ち良く仕事をさせていただきました。
常にラボが温かい雰囲気でしたので,私のような外来の新参者もなんとか適応で
きたという感じです。研究プロジェクトを円滑に進めるには,ラボ全員が同じ目標
に向かわねばならないわけで,信頼できるボスの姿勢や,優れたラボ運営も学ぶこ
とができました。こうしたことは,なかなか文系のラボでは経験できないことかも
しれません。
ところで,アメリカの学会に行きますと,忙しいという理由で講演者が来られな
いことがあります。そうした場合は,録画での出演とか代理で誰かが文章を読むな
どの対応が取られます。尊敬の念を持っていた人が来られないという落胆もあってか,
大抵は面白くないと感じます。その後,別の機会に実際に会って話をしてみても,
なんだか傲慢な人に思えてきます。第一印象は恐ろしいですね。
日本だと,学会での講演キャンセルは少ないのではないでしょうか。
どんなに忙しくてもなんとか講演をこなそうとするという先生が多いのだと想像して
います。感謝です。我々の学会の23回大会でも著名な先生がご講演をされます。今か
ら楽しみにしております。
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に寄与するものは,配信いたします。事務局までご連絡ください。
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jsre-post@as.bunken.co.jp
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