メールニュース
日本感情心理学会会員の皆様
・日本感情心理学会 ニューズレター
・No. 50 (2014年4月15日)
・発行/著作権:日本感情心理学会事務局
・問い合わせ先:jsre-post@as.bunken.co.jp
・担当:日本感情心理学会事務局長 有光 興記
【ヘッドライン】
1. 機関誌の今後の方向性について-電子ジャーナル化について-
2. 日本感情心理学会第22回大会準備委員会からのお知らせ
3. 今後の年次大会について
4. 第17回国際心理生理学会議(IOP2014)のお知らせ
5. 1st World Congress Facial Expressions of Emotionのお知らせ
6. 日本心理学会第78回大会について
7. 和歌山大学教育学部「教育心理学」教授の公募について
8. Handbook of emotion regulation Second Editionについて
9. Boston Emotion Diary <事務局長便り>
4月からボストンに来ております。いろいろと感じることがありまして便りに
まとめました。お時間があれば「9.Boston Emotion Diary」をご笑覧下さい。
皆様の中にも4月から環境が変わった先生がいらっしゃると思います。まずは,
マイページでご所属等の変更をお願いいたします。ますますのご活躍をお祈り
しております。
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【1】機関誌の今後の方向性について-電子ジャーナル化について-
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機関誌の今後のあり方につきましては,関係の委員からの聞き取りとともに、
常任理事会,理事会を中心に検討を重ねてきました。この度,本学会の置かれた
状況を踏まえ,今後の学会活動のさらなる活性化に向けて,「感情心理学研究」
につきましては,2015 年度より印刷配布は行なわず電子ジャーナルとして発行
することを,今年度総会(第22回大会・宇都宮大学)において提案することにな
りました。
この件に関しましては,提案内容の詳細を学会HPに掲載し,総会での審議に先立
って,会員のみなさまからのご意見等をいただくことになりました。ご意見等は,
学会HPの説明文をお読みいただいたうえで,電子メールで下記の学会事務局まで
お送りいただきますようお願いします。
また,第22回大会におきましては,大会初日に情報提供と意見聴取の時間を設け
る予定です。
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【2】日本感情心理学会第22回大会準備委員会からのお知らせ
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発表の申し込みを4月10日に締め切りました。
多くの方にご発表のための抄録をいただきました。ありがとうございました。
いよいよ大会が近づいて参りました。
WEBページで詳しい内容をご確認下さい。http://jsre.wdc-jp.com/conf/2014/
5月30日午後には、若手支援企画として研究会と読書会が計画されています。
同じく大会前日に「特別企画:ツインリンクもてぎ・往復4時間弾丸ツアー」
もございます。
お知り合いや関心をお持ちの方にも、ご案内、ご回覧をお願いいたします。
○大会テーマ: 「社会的共生と感情」
○開催日程: 2014年5月31日、6月1日(5月30日にも若手支援企画、イベント
を計画しています)
○会 場: 宇都宮大学大学会館 栃木県宇都宮市峰町350(宇都宮大学峰
キャンパス)
○大会Webサイト:http://jsre.wdc-jp.com/conf/2014/
○問合せ先: 準備委員会事務局 jsre@utsunomiya2014.jp
○主なプログラム:
1.口頭発表、およびポスター発表
2.シンポジウム
(1)「いじめと文化」企画責任者:澤田匡人・石川隆行
「平等主義文化における排斥と蔑み」 池上知子(大阪市立大学)
「いじめを通して見た日英子ども文化比較」 金綱知征(甲子園大学)
「いじめと文化的心性との交点」 一言英文(ミシガン大学)
(2)「共感と紛争」 企画責任者:中村真・石川隆行
「動物における『紛争(もめ事)』解決と共感性の生物学的起源」
長谷川寿一(東京大学)
「共感の社会的パースペクティブ」 遠藤由美(関西大学)
「武力紛争研究における感情の位置づけ」 清水奈名子(宇都宮大学)
3.YLR(Young Leading Researchers)連続講演「集団間紛争と怒り」企画責
任者:石川隆行・澤田匡人
「怒りの維持と他者への共感-言語化による新たな視点の獲得-」
遠藤寛子(筑波大学)
「“我々”としての感情とは何か?─集団間紛争における情動の役割を
中心に─」縄田健悟(九州大学)
4.総会
5.懇親会
○準備委員会(主要メンバー)
委員長 中村真・副委員長 澤田匡人・事務局長 石川隆行
◎若手支援企画(大会関連企画として5月30日午後に開催)
1.「嫌悪の基礎と臨床研究会」
「嫌悪感受性の概念と測定」 岩佐和典(就実大学)
「精神疾患において嫌悪感が問題となるとき ~嫌悪感回避とその治療~」
田中恒彦(滋賀医科大学)
「(仮)視覚的嫌悪感の規定因 or 嫌悪感と創造性」佐々木恭志郎(九州
大学 / 日本学術振興会)
2.「感情研究の現在を読む」
「Psychological Constructivism, Emotion Review」 藤原 健(京都大学
経営管理大学院)
「William James and His Legacy, Emotion Review」 木村 健太(関西学
院大学文学研究科)
「Facial Expression, Emotion Review」 藤村 友美(独立行政法人科学
技術振興機構 ERATO 岡ノ谷情動情報プロジェクト)
◎大会前日特別企画:ツインリンクもてぎ・往復4時間弾丸ツアー
http://jsre.wdc-jp.com/conf/2014/stay.html
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【3】今後の年次大会について
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2015年,2016年大会の開催校について,理事会で以下のように決定したしました。
詳しい日程は決まり次第,ご報告いたします。
2015年 第23回大会 永房典之準備委員長(新渡戸文化短期大学)
2016年 第24回大会 湯川進太郎準備委員長(筑波大学)
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【4】第17回国際心理生理学会議(IOP2014)のお知らせ
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第17回国際心理生理学会議(IOP2014)抄録受付開始のお知らせ
東アジアで初めて開催される心理生理学の国際会議が以下の日程で行われます。
名称:17th World Congress of Psychophysiology (IOP2014)
期間:2014年9月23日(火・祝)-27日(土)
場所:広島国際会議場
URL: http://www.iop2014.jp
3月3日から参加登録と抄録受付を開始しました。抄録の締切は4月30日です。
シンポジウムの受付も延長されています。ふるってご参加ください。
特別講演の一例(アルファベット順)
John J. B. Allen (USA) Neural systems underlying risk for depression: Towards a
neurally-informed treatment approach
Giuseppe A. Chiarenza (Italy) The psychophysiology of reading
Kenji Doya (Japan) Toward the neurophysiology of mental simulation
Carles Escera (Spain) Tagging the acoustic world: Regularity encoding from
brainstem to cerebral cortex
Ryuta Kawashima (Japan) Real time monitoring of other’s state of mind during
communication
Naoyuki Osaka (Japan) Understanding self and others in the social working brain
Roberto D. Pascual-Marqui (Switzerland/Japan) Advances in EEG methods applied to
intra-cortical connectivity inference and to functional imaging: Examples in
psychiatry research
詳細は,ホームページ(http://www.iop2014.jp)をご覧ください。
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【5】1st World Congress Facial Expressions of Emotionのお知らせ
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1st World Congress Facial Expressions of Emotionが下記の日程,場所で
行われます。
日程:October 9 - 11, 2014
場所:Porto, Portugal
Web: http://www.wcfee2014.pt
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【6】日本心理学会第78回大会について
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会期:平成26年(2014年) 9月10日(水) ~ 9月12日(金)
会場:同志社大学今出川キャンパス
(〒602-8580 京都市上京区今出川通り烏丸東入)
大会準備委員長:鈴木 直人(同志社大学心理学部教授・本学会顧問)
参加予約申込・発表申込・登録・諸費用支払手続きは 5/12 17時が締切とな
っております。
4月1日より発表・参加申し込みが可能になっています。
会員カードなどの情報あり。
http://jpa2014.com/index.html
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【7】和歌山大学教育学部「教育心理学」教授の公募について
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本学では、今般、教育心理学の教授公募を以下のとおり、
再募集することになりましたので、
会員の方に広報いただけるとありがたいです。
詳細は添付ファイルにあります。
(1)和歌山大学教育心理学教授公募のお知らせ
(2)和歌山大学教育学部(設置後には教職大学院)
(3)教育心理学,教職大学院では「生徒指導・教育相談に関する領域」を担当できる方
(4)職名:教授
(5)常勤(任期なし)
(6)2014年5月30日(金)必着
(7)本学HP教員公募のページ
http://www.edu.wakayama-u.ac.jp/sennin_2014.html
(8)採用予定日:2014年10月1日
(9)JREC-INに登録済み(https://jrecin.jst.go.jp/offer/OrgTop)
(情報提供:和歌山大学教育学部 米澤好史)
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【8】Handbook of emotion regulation Second Editionについて
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「Handbook of emotion regulation ; Second Edition」が
発行されました。大幅に加筆がなされているとのことです。
編者:James J. Gross, PhD
Professor of Psychology at Stanford University
出版社:New York : The Guilford Press
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【9】Boston Emotion Diary <事務局長便り>
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4月からボストン大学のホフマン教授の元で研究を行っております。
こちらは日本の北海道と同じような気候で,ようやく暖かい日が増え
てきたという感じです。日本食が高いので,こちらのスーパーのチラシ
でお買い得品を調べると,79¢(セント)/lb(ポンド)のハムがありま
した。喜んで買いに行きますと,豚丸ごとで8ドルで販売していました。
とてもそんなに食べられません。失望と違和感を覚えました。こうした
感情も,何かの機能を持っているのでしょうか。
ボストンといえば,上原投手を擁するレッドソックスです。早速観戦
しましたが,地元の方にこよなく愛されているというだけあって,応援
が熱心でした。8歳の女児から80歳のご老体まで,味方のヒットでガッツ
ポーズしてお互いを見合って喜び合うという姿に,アメリカ文化を感じ
ました。応援はシンプルにLet's go!Redsox!のかけ声で,日本の鳴り物
と無理なことを要求する応援歌はプレッシャーをかけているだけのよう
な気がしました。感情表現には,本当に文化差がありますね。
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