ニューズレター
日本感情心理学会会員の皆様
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・日本感情心理学会 ニューズレター
・No. 147 (2022年3月10日)
・発行/著作権:日本感情心理学会事務局
・問い合わせ先:jsre-post@as.bunken.co.jp
・担当:日本感情心理学会事務局 蔵永瞳
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ヘッドライン
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【1】第40回日本生理心理学会大会・日本感情心理学第30回大会 合同大会について
【2】任期終了のご挨拶(理事長・湯川進太郎)
【3】ISRE2022について
【4】第39回感情と情動の研究会(3/23(水))
【5】【科学技術振興機構(JST)からのお知らせ】ムーンショット型研究開発事業プロジェクト
マネージャー追加公募について
【6】情報トピックス
【7】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について
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【1】第40回日本生理心理学会大会・日本感情心理学第30回大会 合同大会について
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本合同大会の研究発表登録は 2022年3月20日(日)が〆切です。
予約参加申込手続きのあと、研究発表登録をお願いします。
予約参加申込
http://conference.wdc-jp.com/jsre-jspp/entry.html
研究発表登録
http://conference.wdc-jp.com/jsre-jspp/registration.html
多くの皆様の予約参加並びに研究発表を心より歓迎申し上げます。
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【2】任期終了のご挨拶(理事長・湯川進太郎)
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日本感情心理学会会員の皆様
白鴎大学の湯川です。2019年4月に理事長を拝命し,早3年が経ち,今月をもって任期を終えることと
なりました。来月2022年4月からは,新理事長となります有光興記先生(関西学院大学)のもとで新たに
出発することとなります。本学会が,感情研究にたずさわる会員の皆様の活動に資する場として,更に発
展することを願ってやみません。
私の任期中を振り返れば,初年度は東海学園大学(河野和明委員長)にて対面での大会開催ができまし
た。しかし,その年度の終わりにはコロナウィルスの感染拡大が始まり,各種イベントが軒並み中止と
なりました。未曾有の事態に大会中止という可能性もありましたが,どんな形でも学術大会という発表
の場を閉ざしてはならない一心で,たいへん難しい中,岩佐和典先生(大阪府立大学)の尽力によって
大会を開催することができました。今年度は,コロナ対応の様々な経験を通して蓄積されたスキルと知
識によって,学習院女子大学(澤田匡人委員長)主催によるオンライン大会を無事開催できました。対
面での大会も非常に手間暇がかかります。一方,オンラインによる新しい形での大会も手探りのため労
力がかかります。この3年間,いろいろな先生方のご尽力によって,なんとか大会を継続して開催でき
たことに安堵するとともに,理事をはじめ会員の皆様に,心から感謝申し上げます。ありがとうござい
ました。
大会もさることながら,この間,セミナーも2回,開催できました。第14回のセミナーはまだコロナが
感染拡大する前であり,大竹恵子先生を中心に関西学院大学にて「感情を考える─理論から応用まで─」
というテーマで対面にて開催されました。第15回は,コロナ禍の中,大平英樹先生(名古屋大学)のも
とで「心理学におけるベイズ統計モデリング:その可能性と研究事例の紹介」というテーマでオンライ
ンセミナーが開催されました。いずれも盛況であったことに喜びを禁じ得ません。
また,「感情心理学研究」および「エモーション・スタディーズ」の両編集委員会の先生方には,所属
機関でのコロナ対応でいつも以上に多忙な中,編集作業にご尽力いただき,両機関誌とも無事,刊行さ
れております。学術大会の開催と機関誌の刊行が学会事業の柱ですので,この2つの柱を3年間続けるこ
とができたのは,偏に委員の先生方のおかげです。戸梶亜紀彦委員長(東洋大学)および手塚洋介委員
長(大阪体育大学)はじめ,委員の先生方,本当にありがとうございました。
学会として,こうした諸々の学術活動を支えていただいた,学術プログラム委員会の先生方にもたいへ
ん感謝しております。委員長の河野和明先生をはじめ,特に大会担当として副委員長を務めていただい
た一言英文先生(関西学院大学)には,多方面に渡り本当にお世話になりました。その一方,学術活動
には欠かせない研究倫理の問題に対応していただいた倫理委員会委員長の成田健一先生(関西学院大学)
はじめ委員の先生方にも併せて感謝申し上げます。ありがとうございました。
執行部として,私の拙い運営を支えていただいた副理事長の樋口匡貴先生(上智大学)と事務局長の
金築優先生(法政大学)には,一言では言い表せない感謝の気持ちでいっぱいです。また,広報担当と
してニューズレターの配信と学会ホームページの更新を定期的にしていただいた,
蔵永瞳先生(滋賀大学)と稲垣勉先生(京都外国語大学)にも深く感謝申し上げます。さらには,
常任理事として度々有益なご助言をいただいた中村真先生(宇都宮大学)と北村英哉先生(東洋大学)
にもお礼を申し上げなければなりません。先生方,ありがとうございました。
まだまだ感謝を申し上げたい理事や委員の先生は他にもたくさんいるのですが,こうして3年間をなんと
か終えることができたのは,偏に会員の皆様お一人お一人のお力添えによるものに他なりません。拙い
舵取りのために会員の皆様のご期待に添えなかった部分が多分にございましたことをお詫びするととも
に,こうした経験を活かして,今後も本学会が更なる発展を遂げるための手助けができればと願ってお
ります。
改めまして,会員の皆様,3年間どうもありがとうございました。
理事長 湯川進太郎(白鴎大学)
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【3】ISRE2022について
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ISRE2022について、以下のようにお知らせが届きました。
EARLY BIRD REGISTRATIONの期限が3月11日に迫っていますので、参加予定の方ははやめの検討をお
すすめします。
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Early Bird registration for the International Society for Research on Emotion
conference 2022 and Dissertation Award
Dear colleagues,
The International Society for Research on Emotion is pleased to announce that Early
Bird registration is now open for the International Society for Research on Emotion
conference 2022 (ISRE22) and that we are accepting applications for the 2022 ISRE
Dissertation Award,
【ISRE22】
The ISRE conference is an exciting opportunity to meet international colleagues,
present your work, and to stay up-to-date with the latest developments in emotion
research. ISRE members study emotions from a wide range of disciplines including
psychology, neuroscience, philosophy, sociology, linguistics, affective computing,
history, anthropology, art and design. The ISRE conference 2022 will include keynote
addresses by Antonio Damasio, Barbara Fredrickson and Eran Halperin,
six pre-conferences, and a career development workshop.
The meeting will be held in person on the campus of the University
of Southern California in Los Angeles, from July 15 – 18th 2022 with the initial day
reserved for pre-conferences. To learn more, visit http://isre22.org.
【EARLY BIRD REGISTRATION】
The registration is now open. Early Bird rates are available through March 11th, 2022.
To register and find accommodations, visit the registration tab at the conference
website (http://isre22.org). Discounted registration is available for new and
existing ISRE members. To obtain this discount, members will be required to include
their membership number at time of registration.
Your ISRE member number can be found by signing in to the ISRE site (http://isre.org)
and clicking “My Profile” from the homepage, then clicking on the member's icon
top-left stating “Welcome, [Member name and surname]”, then “Account + Settings”
and look for "Member ID" under "Account Information."
【2022 ISRE PhD DISSERTATION AWARD】
The International Society for Research on Emotion is excited to announce
the 2022 ISRE Dissertation Award, which seeks to recognise excellence in early career
emotion researchers. We are now calling for submissions for the 2022 ISRE Dissertation
Award.
The recipient of this award will receive a monetary prize of 500 euro, as well as
the opportunity to write a short summary of their dissertation for the Emotion
Researcher newsletter, which is sent to all ISRE members. The recipient, as well as
2 other outstanding nominees, will receive an accompanying certificate at the 2022 ISRE
conference award ceremony. See the ISRE22 website
(https://web.cvent.com/event/958d5907-c2f6-4e2d-a783-7e2ec267fcc0/
websitePage:2e8f128a-a20c-4c93-8547-15ac3f2698ae) for more details.
We look forwards to seeing you at ISRE22 soon.
Sincerely yours,
ISRE22 organizing team
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【4】第39回感情と情動の研究会(3/23(水))
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【開催のお知らせ】第39回感情と情動の研究会(3/23(水))
先生各位
向春の候,益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
第39回感情と情動の研究会を下記の要領で開催いたします。お誘い合わせのうえ多数の方のご参加を
お待ち申し上げます。
―記―
開催日時:2022年3月23日(水) 13:00-16:00 (予定)
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加方法:下記のフォームより,ご参加登録をお願いいたします。開催日までにZoomリンクをお送り
いたします。※すでに本研究会からのメールを受信されている方は,事前申し込みはご不要です。
開催日までにZoomのリンクをお送りいたします。
参加登録フォーム:
https://forms.office.com/r/NGeJYbRb4D
登録締め切り:3月21日(月)
参加費:無料
<発表演題>
13:05 - 14:20
感情測定指標としての絵文字の応用可能性
沓澤 岳 氏(産業技術総合研究所 人間拡張研究センター)
日常生活中で常用される“絵文字”は,近年心理学の研究などで,感情を測定する指標として利用され
始めている。しかし,これまでは,1)感情の強さ(覚醒度)の観点を含めて分析されていないこと,
2)少数の絵文字でしか検討されていない。そこで,これらの点を解決するための調査研究を実施した。
本発表では,この調査の結果を報告し,絵文字が新たな感情測定指標となりうる可能性やその応用性に
ついて述べる。
14:30 - 15:45
「記憶に刻み込まれる悲しみ―連合記憶パラダムを用いた予備的検討―」
白井 真理子 氏(信州大学 人文学部)
喪失や失敗に伴う悲しみは,記憶に定着し持続する。悲しみを効果的に解消するためには,悲しみが
既存の記憶に与える影響を詳細に明らかにする必要がある。そこで,悲しみ感情が既存の連合記憶の
維持に及ぼす影響を経時的に検討する予備実験を行った。悲しみが連合記憶に干渉することにより,
既存の記憶対象に対する再生率が低下すると予測した。結果,悲しみによって既存の連合記憶は
再生率が低下し,悲しみ関連記憶は再生率が維持される傾向を示した。
主催:
鈴木 直人(同志社大学心理学部名誉教授)
連絡先:
藤村 友美(同志社大学心理学部)e-mail: tfujimur@mail.doshisha.ac.jp
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【5】【科学技術振興機構(JST)からのお知らせ】
ムーンショット型研究開発事業プロジェクトマネージャー追加公募について
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●募集期間:2022年3月1日(火)~2022年5月10日(火)正午
●追加PM募集対象:
・ムーンショット目標1(PD:萩田 紀博)
「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」
・ムーンショット目標3(PD:福田 敏男)
「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」
・ムーンショット目標6(PD:北川 勝浩)
「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」
●募集詳細URL:https://www.jst.go.jp/moonshot/koubo/202112/index.html
●問い合わせ先:国立研究開発法人科学技術振興機構 挑戦的研究開発プログラム部
PM追加公募問い合わせ担当 E-mail:moonshot-koubo@jst.go.jp
※件名に【2022PM追加公募】と明記してください。
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【6】情報トピックス
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感情研究に関わる情報をピックアップしてお伝えします。
◆書籍
・「感情制御ハンドブックー基礎から応用そして実践へ―」
(編集者 飯田沙依亜、榊原良太、手塚洋介、監修者 有光興記)
が北大路書房より2022年3月3日に出版されました。
https://www.kitaohji.com/book/b598865.html
◆論文情報
・Cognition and Emotion誌で、Disgust and pathogen avoidance, Emotional appraisals and
narrative, Smile and social exclusion, Seasonal affective disorder, Social
(technology-mediated) interaction and emotion, Reappraisal and depressive symptoms
等に関する論文が新たに公開されています。
https://www.tandfonline.com/action/showAxaArticles?journalCode=pcem20
・Emotion誌で、Emotion perception, Negative arousal and working memory, Emotion words
and faces to emotional scenarios, Sharing joy, Facial expression and inhibitory control,
Emotion regulation, Thinking for pleasure, Conflicting feelings in romantic
relationships, Envy, Hate, Love, Emotional music and empathy, Social anxiety,
Emotion dynamics in children and adolescents, Decoding complex emotions, Horror,
Depression,Worry, Emotional crying 等に関する論文が新たに公開されています。
https://psycnet.apa.org/PsycARTICLES/journal/emo/
・Emotion Review誌で、Interactive activation and competition for emotion (IAC-E) 等に関
する論文が新たに公開されています。
https://journals.sagepub.com/home/emr
◆国際会議情報
ISRE2022が以下の日程で対面開催されます。
・期間:2022年7月15日から18日
・開催場所:The University of Southern California
詳細については以下URLをご覧ください。プログラムが公開されています。
https://web.cvent.com/event/958d5907-c2f6-4e2d-a783-7e2ec267fcc0/
websitePage:98e63d03-ac69-4082-8cff-16c199f0dfed
・SAS2022が以下の日程でオンライン開催されます。
期間:2022年3月30日から4月2日
詳細については以下URLをご覧ください。
https://society-for-affective-science.org/conferences/2022-sas-annual-conference/
◆その他、以下もご活用ください。
・感情心理学研究バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/-char/ja/
・エモーション・スタディーズ バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/-char/ja/
・日本感情心理学会Twitter
https://twitter.com/jsre_pr
・日本学術会議「ニューズレター」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/1bu/index.html
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【7】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について
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ES誌の特集企画は,会員であればどなたでも提案することができます。
(下記URLには,これまで発行された特集のリンク,規程も公開しておりますのでご参照ください。)
毎年4月30日を期限に企画案を募集しています。募集要領をご覧になった上で,ふるってご提案ください。
また,定期発行分に加えて,ES特別号を発行しています。ES特別号とは,会員が自ら特集を企画し,発行
したいという場合に,必要な経費を負担していただくことで,その特集を発行できるようにするための
プラットフォームです。
具体的には科学研究費等の研究成果やシンポジウム等の発表内容の公刊を念頭に置いています。ぜひ特別
号もご活用ください。ES特別号についても「ES特集号に関する申し合わせ」をご覧になった上で,
ふるってご提案ください。問い合わせは,随時,学会事務局までご連絡ください。
参考:http://jsre.wdc-jp.com/emotion.htm
ES編集委員会
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★ニューズレター配信日:毎月10日
★記事掲載依頼受付期限:毎月5日
★情報提供者を募集しております!学会,研究会,どんな情報でも,会員
に寄与するものは,配信いたします。事務局までご連絡ください。
★現在事務局が把握している会員メールアドレスに一斉送信しております。
★学会Twitter(https://twitter.com/jsre_pr)を是非フォローしてください。
また、Twitterにて流したい情報等がございましたらご連絡ください。
★本メール受信にお心当たりのない方,メールアドレスの変更を希望さ
れる方,登録解除をご希望の方は,ご面倒ですが下記のアドレスまでご
連絡ください。
jsre-post@as.bunken.co.jp
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