ニューズレター

日本感情心理学会会員の皆様

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 ・日本感情心理学会 ニューズレター
 ・No. 146 (2022年2月10日)
 ・発行/著作権:日本感情心理学会事務局
 ・問い合わせ先:jsre-post@as.bunken.co.jp
 ・担当:日本感情心理学会事務局 蔵永瞳
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 ヘッドライン
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【1】学術貢献賞 受賞者について
【2】2021年度精励発表賞 受賞者について
【3】エモーション・スタディーズ第7巻 公開の案内
【4】第19回「日本学術振興会賞」の推薦
【5】第12回 Society for Tokyo Young Psychologists (Web開催) のご案内
【6】情報トピックス
【7】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について


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【1】学術貢献賞 受賞者について
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本学会の学術貢献賞について、以下のように決定しましたのでお知らせ致します。

受賞者:蔵永瞳
対象論文:
第21巻2号(福田哲也・樋口匡貴・蔵永 瞳)羞恥表出者に対する観察者の評価および行動
―表出者の表情による違い―
第21巻3号(蔵永 瞳・樋口匡貴)尊敬の心理学的特徴に関する分析
第28巻3号(福田哲也・蔵永 瞳)軽蔑を特徴づける状況─嫌悪・怒りとの比較を考慮した探索的検討─


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【2】2021年度精励発表賞 受賞者について
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本学会の2021年度精励発表賞について,2021年度は以下のように決定しましたのでお知らせ致します。

受賞者:蔵永瞳
対象となった発表:
2009年度 感謝の構造(6)―感情状態による感謝生起状況の分類―
2014年度 尊敬の心理学的特徴
2015年度 感謝表出が表出者の印象に及ぼす影響―被表出者は表出者のことをどう思うのか―
2016年度 感謝の気持ちと素振りの有無が支援者の親和行動に及ぼす影響
―気持ちがなくてもお礼さえ言えば仲良くなれる?―
2021年度 二度目の感謝表出が援助者に及ぼす影響:「昨日はありがとう」と言われることの効果

受賞者:福井義一
対象となった発表:
2012年度 子ども時代の虐待養育環境と成人愛着スタイルが情動コンピテンスに及ぼす影響
2017年度 共感を客観的に測定するMET-CORE2日本語版の作成―その信頼性と妥当性の検討―
2018年度 共感性を客観的に測定するMET-CORE2日本語版の収束的妥当性の再検討
2019年度 共感性を客観的に測定するMET-CORE2日本語版の妥当性の検討(2)
―自閉症スペクトラム群と健常群における比較検討―
2020年度 自己の感情や身体感覚に鋭敏であるほど共感性は高まるのか?
―アレキシサイミア傾向と内受容感覚への感受性が主観的・客観的共感性に及ぼす影響―


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【3】エモーション・スタディーズ第7巻 公開の案内
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エモーション・スタディーズ(ES)の第7巻がJ-STAGE上で公開されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/-char/ja

●特集の紹介
マイノリティへの偏見や差別をはじめ、社会における排斥に関わる問題についてはさまざまな分野で検討
されてきた。この度の世界的なコロナ禍拡大の状況においては、さらに、感染者や医療従事者など特定集
団への排外的態度が問題となっている。
この特集は、タイトルにある通り、社会的共生を念頭に置きつつ、とくに嫌悪感情に焦点を当てて、排斥
に関わる心理的プロセスを包括的に説明しようとするプロジェクトの成果をまとめたものである。同時に、
社会心理学、文化心理学における、より大きな視点による研究成果と議論を加えることにより、問題への
対応策立案を検討するための基礎となる知見を提供することを試みている。
心理学における多面的、領域横断的な知見をまとめ、感染症拡大に伴う、新たな排斥の問題への対応にも
生かせる特集である。
是非、ES4si号(社会的共生と排斥行動:問題の所在)と合わせて、ご参照いただきたい。

●目次
特集「社会的共生と排斥行動:嫌悪関連感情と排斥の心理的プロセス」
1)中村真(宇都宮大学)・今田純雄(広島修道大学)
特集「 社会的共生と排斥行動:嫌悪関連感情と排斥の心理的プロセス」巻頭言
2)北村英哉(東洋大学)穢れと社会的排斥――感染忌避と宗教心の観点から――
3)松尾朗子(東海学園大学)・田中友理(名古屋大学)
道徳判断と嫌悪感情――神性・清浄基盤に着目して――
4)一言英文(関西学院大学)・澤田匡人(学習院女子大学)
Classroom interdependence and sensitivity to malicious envy in potential bullying 
involvement among Japanese junior high school students
5)岩佐和典(大阪府立大学)・坂元優太(就実大学)特定集団成員に対する嫌悪的評価の獲得と変容
6)河野和明(東海学園大学)・中村真(宇都宮大学)現代日本人の嫌悪対象集団の諸特徴
――中国・韓国・北朝鮮を中心として――
7)中村真(宇都宮大学)・河野和明(東海学園大学)嫌悪関連感情と排斥の心理過程
――東北アジア諸国に対する印象調査に基づく検討――
8)今田純雄(広島修道大学)嫌悪と排斥
――特集「社会的共生と排斥行動:嫌悪関連感情と排斥の心理的プロセス」に掲載された6論文
へのコメント――


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【4】第19回「日本学術振興会賞」の推薦
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第19回「日本学術振興会賞」(詳細下記URL参照)への本学会からの推薦を希望する会員の方は,下記期
限までに事務局までご連絡ください(希望する場合は,スケジュール的にタイトなために,事前に必要
書類をご用意いただくようお願いします)。希望者が複数になった場合は,理事会にて選考させていた
だきます。また,所属大学・研究機関ですでに推薦される予定の方はご遠慮ください。なお,個人での
応募(個人推薦)もございますので,そちらもご検討ください。

日本学術振興会賞(https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/)
 対象:45歳未満/博士号取得者/その他詳細は上記URL参照
 授賞:25名以内/研究奨励金110万円

連絡先:jsre-post@as.bunken.co.jp(日本感情心理学会事務局)
期限:2022年2月28日(月)正午12:00


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【5】第12回 Society for Tokyo Young Psychologists (Web開催) のご案内
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※本案内は複数の学協会に配信しております。
※重複して受け取られた際はご容赦ください。

若手研究者を対象とした研究会:Society for Tokyo Young Psychologists (STYP)
は,第12回大会を2022年3月12日(土)に完全オンラインで開催いたします。

参加登録については2月12日 (土) ~ 3月11日 (金) の期間に,
発表登録については2月12日 (土) ~ 2月25日 (金) の期間に
下記の参加・発表登録ページよりご登録ください。

みなさまのご参加・ご発表を心よりお待ちしております。

■研究会の概要
Society for Tokyo Young Psychologistsは,若手研究者に対して,異分野交流の場とキャリア育成の
ための知識を提供すること,研究者を目指す方に対しては,早い段階における研究発表の体験を提供する
ことを目的としています。
発表内容は,既に発表したもの,予備的な研究,発表予定のプレゼンの練習など,どのようなものでも構
いません。
学部生の発表も歓迎しています。優秀発表賞の審査・授賞も行う予定です。

■開催日程
<日時> 2022年3月12日(土) 9:50~18:45 (19:30~懇親会)
<場所>オンライン開催
ポスター発表:Ovice (参加方法の詳細は別途ご連絡します)
招待講演・スモールトーク:Zoom
<参加費> 無料

■招待講演(Zoom開催)
1. 甲南女子大学 人間科学部 大北碧 先生
「比較認知心理学と私」

2. 関西大学 文学部 石津智大 先生
「神経美学の基礎研究と応用」

■スモールトーク(Zoom開催)
STYP運営陣
「学振採択者の研究業績:researchmap調査」

■プログラム詳細
https://styp.wordpress.com/
%e7%ac%ac12%e5%9b%9e-styp-%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0/

■参加登録・発表申し込み
・参加登録:2月12日 (土) ~ 3月11日 (金)
・発表登録:2月12日 (土) ~ 2月25日 (金)
https://styp.wordpress.com/
%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%83%bb%e7%99%ba%e8%a1%a8%e7%99%bb%e9%8c%b2/

<公式HP> https://styp.wordpress.com/
<お問い合わせ>   stypsych@gmail.com


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【6】情報トピックス
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感情研究に関わる情報をピックアップしてお伝えします。

◆論文情報
・Cognition and Emotion誌で Prediction error and surprise, Suicidal ideation severity 
and guilt, 
Emotion predict, Perception of facial expressions of emotion 等に関する論文が新たに公開さ
れています。
https://www.tandfonline.com/action/showAxaArticles?journalCode=pcem20

・Emotion Review誌で Intrapersonal emotion knowledge, The searchable database of 
emotional stimuli sets, Taxonomy of collective emotions, Affective Science and 
Composition, Autonomic nervous system activity during positive emotions 
等に関する論文が新たに公開されています。
https://journals.sagepub.com/home/emr

・心理学評論で、感情と言語発達に関する論文が新たに公開されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/sjpr/list/-char/ja

◆国際会議情報
ISRE2022が以下の日程で対面開催されます。
・期間:2022年7月15日から18日
・開催場所:The University of Southern California
詳細については以下URLをご覧ください。参加登録が今月開始される予定です。
https://web.cvent.com/event/958d5907-c2f6-4e2d-a783-7e2ec267fcc0/summary

・SAS2022が以下の日程でオンライン開催されます。
期間:2022年3月30日から4月2日
詳細については以下URLをご覧ください。
https://society-for-affective-science.org/conferences/2022-sas-annual-conference/

◆その他、以下もご活用ください。
・感情心理学研究バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/-char/ja/

・エモーション・スタディーズ バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/-char/ja/

・日本感情心理学会Twitter
https://twitter.com/jsre_pr

・日本学術会議「ニューズレター」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/1bu/index.html


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【7】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について
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ES誌の特集企画は,会員であればどなたでも提案することができます。(下記URLには,これまで発行さ
れた特集のリンク,規程も公開しておりますのでご参照ください。)毎年4月30日を期限に企画案を募集
しています。募集要領をご覧になった上で,ふるってご提案ください。
また,定期発行分に加えて,ES特別号を発行しています。ES特別号とは,会員が自ら特集を企画し,発行
したいという場合に,必要な経費を負担していただくことで,その特集を発行できるようにするためのプ
ラットフォームです。
具体的には科学研究費等の研究成果やシンポジウム等の発表内容の公刊を念頭に置いています。ぜひ特別
号もご活用ください。ES特別号についても「ES特集号に関する申し合わせ」をご覧になった上で,ふるっ
てご提案ください。問い合わせは,随時,学会事務局までご連絡ください。

参考:http://jsre.wdc-jp.com/emotion.htm

ES編集委員会
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★ニューズレター配信日:毎月10日
★記事掲載依頼受付期限:毎月5日
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