ニューズレター

日本感情心理学会会員の皆様

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 ・日本感情心理学会 ニューズレター
 ・No. 131 (2020年12月10日)
 ・発行/著作権:日本感情心理学会事務局
 ・問い合わせ先:jsre-post@as.bunken.co.jp
 ・担当:日本感情心理学会事務局 蔵永瞳
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 ヘッドライン
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【1】感情心理学研究およびエモーション・スタディーズ最新号について
【2】日本学術会議の活動と運営に関するご連絡
【3】公認心理師養成大学教員連絡協議会 メールマガジン第13号 2020.12.2
【4】情報トピックス
【5】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について


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【1】感情心理学研究およびエモーション・スタディーズ最新号について
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◆感情心理学研究Vol. 28(2020) No.1がJ-stageで公開されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/28/0/_contents/-char/ja
掲載内容を以下にお知らせいたします。
■資料
大石彩乃
『筆記開示法の利用意欲を促進する要因の検討』
石川遥至
『適応的・不適応的な形式の反応スタイルと能動的注意制御の関連について』
■短報
古谷大樹・竹内康二
『潜在的自尊感情における「自分–肯定語」の刺激間の強さと心理的健康度に関する検証
─Implicit Relational Assessment Procedureを用いて─』

◆先日、エモーション・スタディーズの第5巻がJ-STAGEで公開されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/list/-char/ja
掲載内容を以下にお知らせいたします。
■Ⅰ.特集「歴史と感情」
大平英樹
『特集「歴史と感情」巻頭言』
大平英樹
『文化と歴史における感情の共構成』
佐藤德
『自己感の社会的構成―試論―』
宇津木成介
『感情心理学と意識』
伊東剛史
『感情史の萌芽と心理学―ホイジンガとフェーヴル』
森田直子
『歴史学は感情をどう扱うのか―罵りをめぐる感情史の一試論―』
後藤はる美
『「我らが北部の歓待の流儀」?―宗教改革期イギリスにおける感情と感情共同体―』
芹生尚子
『18世紀後半フランスにおける脱走兵の処罰をめぐる論争と改革―感情と法、そして統治技術の絡み合い―』
中村靖子
『感情を創成する―文学と歴史―』
中川拓哉
『人はなぜ山に登るのか―20世紀の映画・文学作品におけるアルプスの機能―』
大林侑平
『予測・創発・統制―EPICモデルの哲学的試論―』
■Ⅱ.日本感情心理学会第27回大会特別講演
小田亮
『「おせっかいなサル」の行動進化学』


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【2】日本学術会議の活動と運営に関するご連絡
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日本学術会議の活動と運営に関するご連絡
(1)記者会見のご報告
(2)「日本学術会議の活動に関するQ&A」のホームページ掲載について
2020年11月27日
日本学術会議幹事会

日本学術会議の活動と運営に関して、以下のとおりご連絡いたします。

(1)記者会見のご報告
2020年11月26日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見冒頭の
梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)とともに、ご報告いたします。
記者会見で配布いたしました資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。
*第25期幹事会記者会見資料(11月26日)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo304-kaikenshiryo.pdf

(2)「日本学術会議の活動に関するQ&A」のホームページ掲載について
記者会見でもお知らせしましたが、幹事会にて、「日本学術会議の活動に関するQ&A」を作成、公表い
たしました。日本学術会議のホームページに掲載しております。
*「日本学術会議の活動に関するQ&A」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo304-QandA.pdf

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記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶

本日は新型コロナウイルスの感染が再拡大する大変な時に日本学術会議の記者会見にお集まりいた
だきどうもありがとうございます。

まず最初に、日本学術会議の推薦した6名の方々が任命されないという事態になってからほぼ2ヶ月が
経過いたしました。すでに何度も申し上げてきた通り、私どもは10月2日の総会で、任命されない理由
を説明いただくとともに、6名の方々を速やかに任命していただくようにお願いしたところです。引き続き
この2点についてお願いするとともに、後ほども申しあげる通り、6名の方々にご心労をおかけ続けてい
ることについて、たいへん遺憾で申し訳なく感じているところです。

さて、前回の記者会見で学術会議をよりよくする方向性に関する検討項目5点をご報告いたしました。
学術会議の機能強化をはかっていくためには、学術会議のこれまでの活動についてみずから見直しを
進めて、不十分であった点、さらなる改善が求められる点についての検討が必要であると考えておりま
す。本日は、この点について、どのように検討を進めようとしているのかについて、現時点での考えをご
報告します。

その中でも特に、学術会議が発出している提言の作成やフォローアップの手順等をご説明申し上げる
のに加えて、それが政策や社会に及ぼしたインパクトについて、現時点でのまとめについて詳しくご報
告します。

また、先ほど申した通り、新型コロナウイルスの感染が再拡大する現状が生じております。新型コロナ
ウィルス感染症に関して、2月末には対応する分科会を設置して、学術の立場で審議を開始しました。
コロナ感染症については様々な機関や専門家が緊急提言を行われておりますが、日本学術会議では
レジリアントな社会の構築のための中・長期的な視点での提言が必要と考え、第24期のうちに
with/postコロナにおける医療体制や社会のあり方についての2件の提言を発表しました。さらに、両
提言を踏まえて現在の情勢を検討するとともに、新型コロナウイルス感染症についての最新の学術成
果を発信する学術フォーラムを日本医学会連合と共催で11月28日(土)に開催することといたしました。
開催直前ですが、ご報告いたします。詳しくは配布資料をご覧ください。

また、前回の記者会見では口頭での報告のみとなりましたが、国際学術会議会長からの書簡について
公表してよいとのご了解を得ましたので、本日ご報告します。

最後に、この間、会長、副会長、第一部部長などで、学術会議で推薦したものの未だ任命されていない
6名の方々との面談も行いました。6名の先生方は、ご本人の意に反して様々な形で報道やSNSなどで
取り上げられることになり、精神的な面を含め大変なご苦労をされていることを改めて認識いたしました。
さらに先生方にとどまらず、ゼミの学生たちにまで心ない言葉が浴びせられるなど、たいへん憂慮すべ
き事態の起こっていることを教えていただきました。この場をお借りして、強く遺憾に思っていることをお
伝えいたします。あわせて、過去の経緯も含めて実名報道がなされておりますが、その中にはご本人の
承諾を得ていないものがありました。実名を出して報道を行う際には、報道に先立ってご本人から了解
を取って行っていただくことを、学術会議として強くお願いをさせていただきます。


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【3】公認心理師養成大学教員連絡協議会 メールマガジン第13号 2020.12.2
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公認心理師養成大学教員連絡協議会よりメールマガジンが届きました。

■目次
1.公大協の主催シンポジウムが日本心理学会大会で開かれました
2.公大協の共催シンポジウムが開かれました
3.公認心理師を主人公とする映画が公開予定です
4.心理・福祉系公務員オンライン 合同業務説明会が開かれました
5.公認心理師試験のスケジュール(予定)が発表されました
6.推進室より公認心理師養成に関する連絡がありました
7.公認心理師の実習に関する調査報告書が公開されました
8.日本学術会議から公認心理師に関する提言が出ました

詳細は添付ファイルをご覧ください。


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【4】情報トピックス
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感情研究に関わる情報をピックアップしてお伝えします。

◆論文情報
・Cognition and Emotion誌で、Positive affect, Self-conscious emotions, Basic emotions等に
関する論文が新たに公開されています。
https://www.tandfonline.com/action/showAxaArticles?journalCode=pcem20

・Emotion誌で、Bodily experience of emotion, Emotional suppression, Anxiety, Emotion 
regulation, Emotional states and working memory, Emotional vocalizations, Emotion 
perception, Envy, Emotional arousal and memory, Positive affect and meditation, 
Subjective content of positive emotions等に関する論文が新たに公開されています。
https://psycnet.apa.org/PsycARTICLES/journal/emo/

・Emotion Review誌で、Epistemology of emotionに関する論文が新たに公開されています。
https://journals.sagepub.com/home/emr

・基礎心理学研究で、表情処理に関する講演論文が新たに公開されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/psychono/list/-char/ja


◆その他、以下もご活用ください。
・感情心理学研究バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/-char/ja/

・エモーション・スタディーズ バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/-char/ja/

・日本感情心理学会Twitter
https://twitter.com/jsre_pr

・日本学術会議「ニューズレター」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/1bu/index.html


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【5】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について
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ES誌の特集企画は,会員であればどなたでも提案することができます。(下記URLには,これまで発行
された特集のリンク,規程も公開しておりますのでご参照ください。)毎年4月30日を期限に企画案を募集
しています。募集要領をご覧になった上で,ふるってご提案ください。
また,定期発行分に加えて,ES特別号を発行しています。ES特別号とは,会員が自ら特集を企画し,発
行したいという場合に,必要な経費を負担していただくことで,その特集を発行できるようにするためのプ
ラットフォームです。
具体的には科学研究費等の研究成果やシンポジウム等の発表内容の公刊を念頭に置いています。ぜひ
特別号もご活用ください。ES特別号についても「ES特集号に関する申し合わせ」をご覧になった上で,ふ
るってご提案ください。問い合わせは,随時,学会事務局までご連絡ください。

参考:http://jsre.wdc-jp.com/emotion.htm

ES編集委員会


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