ニューズレター
日本感情心理学会会員の皆様
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・日本感情心理学会 ニューズレター
・No. 109 (2019年6月10日)
・発行/著作権:日本感情心理学会事務局
・問い合わせ先:jsre-post@as.bunken.co.jp
・担当:日本感情心理学会事務局 蔵永瞳
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ヘッドライン
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【1】2019年度日本感情心理学会第27回大会のお知らせ
【2】エモーション・スタディーズ(ES)第4巻1号のオンラインのお知らせ
【3】感情心理学研究Vol. 26(2019) No.3のオンラインのお知らせ
【4】第1回 赤ちゃん学コロキウムのお知らせ
【5】情報トピックス
【6】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について
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【1】2019年度日本感情心理学会第27回大会のお知らせ
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2019年度日本感情心理学会第27回大会(河野和明大会委員長・伊藤君男事務局長)は東海学園大学にて,
6月28日(金)-30日(日)に開催されます。
http://jsre.wdc-jp.com/conf/2019/
1.大会のスケジュール
プレカンファレンス
6月28日(金)
本大会
6月29日(土),30日(日)
プログラムは以下URLをご覧ください。
http://jsre.wdc-jp.com/conf/2019/program.html
2.プレカンファレンス
・タイトル:顔・表情が伝えるもの
企画者:難波修史(広島大学)
話題提供者:難波修史(広島大学)
中村航洋(早稲田大学)
熊野史朗(NTT)
指定討論者:小森政嗣(大阪電気通信大学)
梅村浩之(産業技術総合研究所)
・タイトル:今,改めて問う「感情とは何か」(3)
―研究方法からみる「感情とは何か」―
企画者:武藤世良(お茶の水女子大学)
白井真理子(同志社大学)
話題提供者:山本晶友(上智大学)
森数馬(NICT, CiNet)
浦野由平(東京大学)
3.特別講演・シンポジウム
・特別講演1:「感情」って科学の概念なんだろうか
6月29日(土) 15:45~17:15
司会者:山川 香織 (東海学園大学心理学部)
講師:戸田山 和久(名古屋大学情報学研究科)
・特別講演2:「おせっかいなサル」の行動進化学
6月30日(日)13:30~15:00
司会者:河野 和明(東海学園大学心理学部)
講師:小田 亮(名古屋工業大学大学院工学研究科)
・シンポジウム:感情の功罪を考える―基礎・社会・臨床から―
6月29日(土)13:30~15:30
企画:高田 琢弘・山川 香織(東海学園大学心理学部)
司会者:高田 琢弘・山川 香織(東海学園大学心理学部)
話題提供者:木村 健太(産業技術総合研究所自動車ヒューマンファクター研究センター)
関谷 大輝(東京成徳大学応用心理学部)
松本 昇(名古屋大学情報学研究科)
指定討論者:大平 英樹(名古屋大学情報学研究科)
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【2】エモーション・スタディーズ(ES)第4巻1号のオンラインのお知らせ
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エモーション・スタディーズ第4巻1号がオンラインとなりました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/4/0/_contents/-char/ja
以下に目次をお知らせ致します。
<目次>
■特集「身体と感情」
湯川進太郎
『特集:「身体と感情」』
JIDAI
『アートマイムから見た感情の身体性─その特殊性と普遍性─』
松村憲
『感情と身体に関するセラピューティックな視点からの一考察─身体感覚からドリームボディへ─』
Robert Santee
『Daoism, Emotions, the Body, and Flow』
中村真通
『東洋医学からみた身体と感情へのアプローチ』
雨宮怜
『東洋的行法に基づく身体から心へのアプローチの役割─超競争社会の問題に対する多面的効果─』
■自著と感情を語る
横田正夫
『大ヒットアニメで語る心理学─「感情の谷」から解き明かす日本アニメの特質─』(新曜社)
関屋裕希
『感情を「味方につける」ための,感情の問題地図』(技術評論社)
津崎良典
『デカルトの憂鬱』(扶桑社)
田村尚子
『感情労働マネジメント─対人サービスで働く人々の組織的支援─』(生産性出版)
■書評
石井辰典
『シャーデンフロイデ─人の不幸を喜ぶ私たちの闇─』(リチャード・H・スミス 著・澤田匡人 訳,
勁草書房)
金子迪大
『偏見や差別はなぜ起こる?─心理メカニズムの解明と現象の分析─』(北村英哉・唐沢穣 編著,
ちとせプレス)
浦野由平
『感情のコントロールと心の健康』(榊原良太 著, 晃洋書房)
菅原大地
『尊敬関連感情の心理学』(武藤世良 著, ナカニシヤ出版)
白井真理子
『感情制御の精神生理学:快不快の認知的評価』(手塚洋介 著, ナカニシヤ出版)
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【3】感情心理学研究Vol. 26(2019) No.3のオンラインのお知らせ
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感情心理学研究Vol. 26(2019) No.3がオンラインとなりました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/list/-char/ja
以下に著者および論文題目をお知らせ致します。
■原著
浦野由平・菅沼慎一郎
『対人的感情制御が認知的感情制御と抑うつ・不安の関連に及ぼす影響』
真田原行・小林正法・大竹恵子・片山順一
『感情喚起下における生理反応の時系列相互相関─前頭脳波αパワー左右差と心拍数を指標として─』
■短報
山本晶友・樋口匡貴
『受け取った恩恵の相対的な大きさが感謝に及ぼす影響─他者が受け取った恩恵を比較対象として─』
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【6】第1回 赤ちゃん学コロキウムのお知らせ
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同志社大学赤ちゃん学研究センターより【第1回 赤ちゃん学コロキウム】のお知らせ
https://akachan.doshisha.ac.jp/events/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E5%AD%A6%E3
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“赤ちゃん学”とは、小児医学や心理学のみならず、 情報工学あるいは人工頭脳やロボット工学までの
広い研究分野を融合し、さまざまな「子どもの心を取り囲む社会問題」を見つめて、そうした問題の根本
にある子どもの心と身体の発達とその関係について総合的に研究する異種多様な分野です。
同志社大学赤ちゃん学研究センターでは、これまで「定期セミナー」という名称で各分野の先生方を招い
て講演会を行って参りました。今年度からは「赤ちゃん学コロキウム」と名称を新たにし,令和の新時代
に嚆矢を放つ研究機関を目指していきます。
【日時】 2019年6月23日(日)14:00-16:00
【場所】 同志社大学 学研都市キャンパス快風館 赤ちゃん学研究センター
(https://akachan.doshisha.ac.jp/access)
【テーマ】 ロボットを通して探る子どもの心―赤ちゃん学の新しい方法
近年、私たちを取り巻く世界は大きく変わりつつある。情報学や工学の技術が私たちの生活に浸透し始め、
ロボットや人工知能(AI)、バーチャルリアリティー(VR)など、大変身近な存在になってきた。本コロ
キウムでは、赤ちゃんがこのような人工物をどのように捉えているかを検討し、赤ちゃんのためにどのよ
うな環境を整えてあげられるかを考える。
【講演者】
1.板倉昭二(同志社大学赤ちゃん学研究センター 副センター長・専任フェロー教授)
ロボットを通して探る赤ちゃんの心
赤ちゃんの環境も、われわれ成人と同様、ロボット工学、人工知能、バーチャルリアリティーといったテ
クノロジーにより変化しつつある。演者は、子どもとヒト以外のエージェント(行為の主体者)との相互
作用や融合について研究する領域を、ディベロップメンタル・サイバネティクス(Developmental
Cybernetics)として提唱した。本講演では、その概略を示し、ヒト以外のエージェント(例えば、
ロボットなど)を用いた研究を含む、奥村優子氏と高橋英之氏の講演へとつなぐ。
2.奥村優子(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究員)
赤ちゃんの学習メカニズムの科学的解明と教育支援
赤ちゃんを取り巻く環境は,情報に満ちあふれた複雑な世界である。そうであるにもかかわらず,赤ちゃ
んは驚くべき速さで多くの知識を獲得する。本発表では,赤ちゃんは誰から,どのように学習しているの
かを探るために,ヒトとロボットからの赤ちゃんの学習を検証した研究事例を紹介する。さらに,絵本読
み行動の効果と,子どもの興味と発達段階にあった絵本を検索するシステム「ぴたりえ」に関する最新の
研究も紹介したい。
3.高橋英之(大阪大学大学院基礎工学研究科 特任講師)
集合知で育む空気感エージェントの創成
社会の中で普遍的に受け入れられるエージェント(キャラクタ性をもった自律的に判断・
行動するシステム)とは、はたしてどのような存在なのであろうか?一部の研究者の価値観にもとづいて
創られたエージェントは、その価値観を共有しない他の人々にはなかなか受け入れられることはないであ
ろう。発表者は、異なる価値観をもった様々な人間の中で集合知的に独自の自律性を獲得したエージェン
トこそ、多くの人々に普遍的に寄り添う存在になると考えている。このようなエージェントを生み出すた
めには、人間とエージェントが共存するエコシステムの中で、エージェントがその自律性を集合知的に獲
得していく環境デザイン原理が必要となる。本発表では、その試みの概要を紹介するとともに、”社会で
育まれる赤ちゃんの発達”と”集合知にもとづくエージェントの発達”の共通性についても議論をしたい。
※参加無料・事前申込不要です。大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、どなたでもお気兼ね
なくご参加ください。
p.s. 研究者の皆さま
同志社大学赤ちゃん学研究センターでは文部科学省による「共同利用・共同研究拠点」の認定を受け、
『赤ちゃん学研究拠点』として「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業」を実施しています。
1.赤ちゃん学に資する「計画共同研究」及び「一般共同研究」を公募しています。
(https://akachan.doshisha.ac.jp/forresearcher/kyo/kyo-about)
2.赤ちゃん学に関する既存の研究データを他機関から収集して保管し、反復継続して他の研究機関に提
供する「収集・分譲事業」を実施しています。
(https://akachan.doshisha.ac.jp/forresearcher/bu/bu-about)
赤ちゃん学研究センターとの共同研究にご興味をお持ちの研究者の皆さま、ご応募をお待ちしており
ます。
【主催/問い合わせ先】
同志社大学赤ちゃん学研究センター Tel: 0774-65-7496
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【5】情報トピックス
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感情研究に関わる情報をピックアップしてお伝えします。
◆論文情報
・Cognition and Emotion誌に、Anxiety, Task-irrelevant fearful faces, Emotional clarity,
Children's facial expressions, Mimicking and sharing emotions等に関する論文が新たに公開さ
れています。
https://www.tandfonline.com/toc/pcem20/current
・Emotion Review誌に、The principles of emotion taxonomyに関する論文が新たに公開されていま
す。
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1754073919843185
・Perspectives on Psychological Science誌に、Affective working memoryに関する論文が新たに
公開されています。
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1745691619837597
・Psychological Science誌に、Gratitude, Attention drives emotion, Mixed emotions等に関す
る論文が新たに公開されています。
https://journals.sagepub.com/toc/pssa/0/0
◆国際会議情報(European Philosophical Society for the Study of Emotions)
2019 EPSSE annual Conferenceの日程は以下の通りです。
開催期間:June 10-12, 2019
場所:Auditorium "Le Benedettine", Piazza San Paolo a Ripa d'Arno, 16, Italy
詳細:https://www.epsse.org/future-activities
◆国際会議情報(International Society for Research on Emotion)
ISRE2019の日程は以下の通りです。
開催期間:July 10-13, 2019
場所:The University of Amsterdam, Amsterdam, Netherlands
詳細:https://www.isre2019.org/
◆国際会議情報(Society for Affective Science)
2020 SAS Annual Conferenceの日程は以下の通りです。
開催期間:April 23-25, 2020
場所:The Park 55 Hotel, San Francisco, CA, USA
詳細:https://society-for-affective-science.org/
◆その他、以下もご活用ください。
・感情心理学研究バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/-char/ja/
・エモーション・スタディーズ
学会HP(発行のねらい・規定等) http://jsre.wdc-jp.com/emotion.htm
J-Stage(バックナンバー) https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ems/-char/ja/
・日本感情心理学会Twitter
https://twitter.com/jsre_pr
・日本学術会議「ニューズレター」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/1bu/index.html
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【6】エモーション・スタディーズ(ES)特集企画・特別号企画の募集について
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ES誌の特集企画は,会員であればどなたでも提案することができます。(下記URLには,これまで発行さ
れた特集のリンク,規程も公開しておりますのでご参照ください。)毎年4月30日を期限に企画案を募集
しています。募集要領をご覧になった上で,ふるってご提案ください。
また,定期発行分に加えて,ES特別号を発行しています。ES特別号とは,会員が自ら特集を企画し,発行
したいという場合に,必要な経費を負担していただくことで,その特集を発行できるようにするためのプ
ラットフォームです。
具体的には科学研究費等の研究成果やシンポジウム等の発表内容の公刊を念頭に置いています。ぜひ特別
号もご活用ください。ES特別号についても「ES特集号に関する申し合わせ」をご覧になった上で,ふるっ
てご提案ください。問い合わせは,随時,学会事務局までご連絡ください。
参考:http://jsre.wdc-jp.com/emotion.htm
ES編集委員会
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★ニューズレター配信日:毎月10日
★記事掲載依頼受付期限:毎月5日
★情報提供者を募集しております!学会,研究会,どんな情報でも,会員
に寄与するものは,配信いたします。事務局までご連絡ください。
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また、Twitterにて流したい情報等がございましたらご連絡ください。
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